競りづらいところを競るべし
WEST中のゲームをよく見ている人には、「競らない」シーンが思い描けると思う。SS中、ALD、中総体のA中、そして前節のKS中と、全員が競ってくるチーム相手に、WEST中の色であるパスワークはかき消されてしまった。そして負けた。
競ることは、見ている以上に難しい。
私が大人になって草サッカーを始めた時のこと。CKでゴール前に陣取り、蹴られたボールにヘッドしようとした。だが、そのボールは私の30cmぐらい後ろに。私は全く動けず、飛べず。競ることもできなかった。その時、のっそりしていると思っていたアジアの大砲「高木琢也」を尊敬した。競りづらいところでも、黙々と競ってるんだと気付いた。やっぱりやってみないと実感としてはわからないもの。
サッカーでは、行かないといけない局面がある。
例えば、このままいけば相手のファールとなるシーン。
ぶつかるのは分かりきってる。だが、サッカーって妙なのは、自分がいかないと、そのファールは発生しないってこと。そして、相手ボールとなる。
例えば、ボールはどうせ止められないというシーン。
中途半端な高さに浮かんだボールは、どうせ止められはしない。一見、競っても意味が無いと思える。だが、競らないと、五分五分だったボールは、相手に有利なボールとなって別の場所へ落ちる。
例えば、すでに相手がいいポジションをとっているシーン。
相手が競り勝つかもしれない。だからって見てるだけでは、収められてしまう。すごい勢いで視界に飛び込めば、相手はミスする。相手が嫌がれば、逆転して競り勝つこともある。
競りづらくても競れ。まだ飛べる。
意味が無いようでも競れ。意味はある。
相手にぶつかる?それがサッカーだ。
競ればボールはどっちに転がるかわからない。
試合もだんだん、そんな雰囲気に包まれる。
ダメだこりゃ、のゲームを変えよう。
そのためには、競りづらいところを競ること!意味は絶対ある。
「目指せ、総Watch化!」
どうでしょう。