難しく言うとトランジション
新人戦の予選では、WEST中の方がコートの中にウヨウヨいるように感じた。
先日の県リーグでは、相手の方がウヨウヨいるように感じた。
おそらく、攻守が入れ替わった時(難しく言うとトランジション)のスピード感が違ったのだ。だから、相手が多くいるようで、WEST中は息苦しく見えた。
野球は3アウトチェンジがある。サッカーでは攻守の切り替えは突如訪れ、休みも何もない。(このせいで、野球のようにゆっくりビールを!みたいな観戦ができない。)
サッカーはスペースゲームなので、広場を使えた方が強い。
スペースを与えれば、運ばれるし、蹴られる。何より相手に余裕をプレゼントする。
余裕があれば、相手の上手さは2倍にも3倍にもなる。余裕を奪えば、何割か下手になる。だから私はよく「足の音でもいいから聞かせろ」と言っている。
ボールを失う。取り返すなら「今でしょ」だ。だって奪った相手は目の前にいるはずだから。やつだってまだスペースを持ってない。
この難しいトランジションだが、簡単に言うと『ファーストは誰や』ってことか。
サッカーには相談する暇も、指示を聞く時間もないのだから、真っ先に誰かが行かねばならぬ。行きながら、行かせながら、他は別の者で消していくしかない。
昔、代表の試合でもじゃもじゃのラモスが、自分は全然動かないでパスをもらっては出してというプレーをしていた。その一方で相棒の森保(現代表監督)は、走りまくっていたが・・・。
そのラモスが目をギロっとさせて、猛ダッシュする瞬間があった。それは決まって、自分のボールを取られた時だ。あのもじゃもじゃ髪を振り乱して異様な速さで詰め寄っていた。そして、不思議なことに、だいたいの場合、本当に奪い返していた。
凸凹フレンズよ。もじゃもじゃにしよう(笑)。 (坊主の中学生は無理です。)
よし、目の色変えて詰め寄ろう。声も出そう。相手をちょっとでも下手にしよう。そんでもって奪い返して、もっかい攻めよう。そうすれば強い!