凸凹デコボコフレンズ WEST中サッカー部

フツーの中学の凸凹な面々の部活サッカーを追ってます。

レビュー SS中戦 トマトケチャップ

1節 対SS中 0-1 LOSE

 試合開始と同時に両チームが激しく声を掛け合って集中を高める。普通の中学の部活サッカー部らしい清々しさを感じ、好ゲームの予感がした。

相手は昨年度からこの舞台を経験している選手が多いらしく、球際が相当激しい。かたやWEST中は、ビッグReoとゴリゴリWatch以外、ほぼデビューって感じ。

 

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初戦の円陣

そのまま立ち上がりは押されまくった。相手の奪われた瞬間の切り替えが速くて激しく、後ろからいい状態で展開できなかった。相手はこぼれ球をガンガン打ってきてペースを握る術を知っていた。CKをたくさん取られた。

 それでもReoの推進力は抜けていて、最初の決定機はWEST中。単純なボールに抜け出し、切り返してGKを外しざまにシュート。しかし、相手がゴールライン直前で掻き出した。

 全体的に見ると、6割以上相手が押し込んでいただろうか。単発で終わるWEST中に対し、セカンドへの反応が早いSS中は、その後もサイドからの一次攻撃、こぼれ球からの二次攻撃と、しつこい攻撃を仕掛けてくる。バーを叩いたり、守護神Youのパンチングで何とかしのいだり、と息も詰まるようだった。

WEST中は中盤でブレイクしたLeoのボールをShootが拾ってスルーパス。Reoのシュートは出てきたGKに弾かれ、クリアされる。前半の終わりにはKinの鋭いクロスや柔らかい縦のフィードからReoがシュートシーンを迎えるも爆発せず。(上新町ホットライン完成せず・・・)

 

後半は、交互にシュートシーンが訪れる白熱の展開。しかし、ものにしたのはSS中。全体が攻め込んだ後に、左サイドを突かれ、後方にグラウンダーのクロス。ゴール前を固めていたが、エアポケットに走り込まれて鋭いシュートを決められた。

 残りは20分以上ある。まだまだ!ここからそんな気迫の見えるプレーを凸凹フレンズは連発する。あちこちで相手の突破をブレイクし始める。Watchが奪ったボールを持ち出して前線まで攻めて勢いをつけた。「攻める」腹が決まり、丁寧に前線につなぐ回数が増える。ようやく持ち前のパスワークが光り始める。

Raiから受けたReoが前線でDFを抜き去ってGKと1対1。が、またもGKがストップ。

次は左でYoshiからReoへ。Reoはペナ左でためてLeoへ。前を防がれたLeoは右のRaiへ。Raiの左足シュートは、相手のBigなGKに足を伸ばして止められた。メッシならず~。

ボランチRutchもKin・Yoshiとパス交換しつつエリア内に飛び出しシュート。これはGKが横っ飛びでキャッチ。

 

そしてついに、と本当は書きたかったシーンが。残り5分だった。

キャプLeoがセンターサークルで横に運ぶ。と、体の向きとは別の角度へスルーパス相手の4枚のDFラインをズタズタにした。左へポジションを移していたReoが走り込み正真正銘の1対1。この試合、最大のチャンス! GKをかわしたものの、またも相手DFの粘りの守備にかき出された。

最後のチャンスでRaiへ通ったパスはトラップできず・・・。

 

はい!今日の試合はトマトケチャップ! 

(Kinも意味不だったようなので解説しよう。ゴールはトマトケチャップのように、出ないときは出ないが、出るときはドバッと出る、ということ。誰の言葉だったか?)

 

しかし、敗因はそこではない。

いつもなら抜けた、蹴れた、止めた、収めた・・・。そんな場面でことごとく体をねじ込んだり、囲んだりした相手は、ガッツとパワーで勝っていた。スローインの距離やミドルの威力には大きな差があった。上手さより強さを感じるチームだった。SS中は3人も足をつっていたが、全体のスプリント力の差は明らか。体作りから鍛え直そう。

 

すっごい数のアクセスをいただいているので、レビューを載せました。

が、80分のゲームで内容が濃く、全てをお伝えできません。さすが県リーグ。

次回も楽しみにしています。