NO.10 メッシRai

よそのチームがWEST中を思い浮かべる時、きっとRaiが真っ先に登場すると思うのだ。この凸凹フレンズを象徴する偉大な10番。神出鬼没、奇想天外、電光石火…予想がつかないプレーを次々と繰り出す我らのメッシである。

県２部リーグにおいて、WEST中の得点王。なおかつ、攻撃を加速させる重要な役割を果たしてきた。ゴムでパチーンと弾いたようなボールタッチ、低く鋭いキック、点で合わせるアジャスト力、浮き球のコントロールなど、サッカーの面白さをいくつも味わわせてくれる。WEST中のリズム＝Raiのリズムといってもいい。

もう一点、10番に相応しい訳がある。私も体が小さいで育ってきたから、大きいやつに負けたくないという、反骨心があった。だが、その気持ちを体現するのは並大抵のことではない。やっぱ敵わないなぁと思うことが多かった。しかし、Raiは違う。どんなボールにも頭から飛び込んでいく。猛烈なチェイスからのスライディングでDFのボールを引っ掛ける。

この全力ファイトが、凸凹フレンズを乗せてきた。Raiがなんかイケる、と思わせてくれるのだ。

この10番メッシRaiが目立つ試合になればいい。勝つだけじゃ済まなくなる。相手も含めて、会場の全員が、サッカーの面白さに心を躍らせることになる。