首位撃破 対ARD 2-1
コロナ禍で日程が変わった。これがWEST中にはいい方に働いた。
まず9/23の前節NZ2ndに勝利。実は、この日、他のカードは1試合。
上位陣の試合はなかった。WEST中は暫定2位となる。気分をよくして今日のARD戦だった。かたやARDは久しぶりの公式戦。前節は、V長崎2ndにリーグ戦初の負けを喫している。しかも0-3と完敗だった。
勝てば、入替え戦進出に大きく前進するというモチベーション。前期で負けた相手に続けて負けられぬという意地。1位の相手の優勝を決めさせてなるか、というプライド。様々な面でWEST中が燃えていた。しかし、相手はフィジカルが強いチーム。競り負けるようでは、前期の二の舞となる。つなぎの力を出す以前に、ファイトできるか!?この一戦は、WEST中の課題克服の舞台だった。
まず、Youが燃えた。前期でパスがずれ、もったいない失点をしたことを誰よりも覚えていたであろう守護神は、それこそ鬼神のように、体と声を張って、ピンチを防いだ。立ち上がりの押し込まれる時間帯を凌いだことが、まず勝因だ。
そして、キャプテンLeoが大仕事をやってのける。好調Yoshiが右サイドから切り込んでファールを受けた。ペナ横20mないぐらいか。角度がない位置からだった。後期に入って、CKから2本ゴールを決めてきたLeoには、自信があったのだろう。ファーサイドに吸い込まれる抜群のコントロールショット!ポストを叩く心地よい音とともに、ネットが揺れた。もう手を広げて走り出していたLeoの回りに人が駆け寄り、発達する台風のようになって、歓喜の一団が自陣へ戻っていく。このセットプレーからの1点で、流れもたぐり寄せた。
乗ってきたWEST中は、ファイトも十分で、相手からファールを受ける場面が増える。
地上戦を挑む勇気と落ち着きを得て、ゆったりとボールを持ち、面白いパスで崩すチャレンジが増える。しかし、いくつか惜しいチャンスを逃した前半残り5分。
相手得意のサイドで落としてボカーンとクロスがゴールを襲う。このハイボールをYouが何とかフィスティングでコーナーに逃れる。その後だった。
これまでハイボールで制空権を握っていたYouの手が、全く届かないファーサイドまでボールを送られる。ヘッドで折り返されたボールは、逆サイドでフリーの選手へ。ほぼ無人のゴールへ蹴り込まれ、同点とされる。
さすがにパワフル。簡単に勝てる相手ではない。気落ちするか、跳ね返すか?
なんと、すぐに跳ね返すのです。しかも、The WEST中 というゴール。
Shootキックオフ・・・Leo・・・Rai・・・Rutch・・・Watch・・・Rai(間で受けて加速)・・・左Reo・・・(ダイレでさらに加速)・・・Rutch・・・(プチスルーパスでもう止められない)・・・Hide・・・(シュートフェイント~~~でペナ真ん中へ)・・・(走り込んでくる男!?)・・・Shootだ!!! 迷わず、左・あ・し~~
GKの体勢が整う間もないシュートは、ゴールネットを揺らす。マジか、と思えるパスワークから生まれた、キックオフゴール。実に9本のパスが相手にふれられもせずに、ゴールへつながった。こんな大事な試合で、凸凹フレンズがつながって美しすぎるゴールを決めるなんて。
前節、力の無いシュートで悔いが残っていたのか。このShootのシュートは、みんなのパスの重みが乗り移っていた。左足だとかかまわず、気持ちで打ったゴールだった!
後半は前半以上に攻められた。バーを叩く場面。Youがイエローを受ける場面、ちょっとレポートしきれないぐらい、緊迫した展開。そんな中、よく体をはっていた。競り負けてはいたが、競ることで流れや勢いを自ら生み出していた。それに応えるが如く、計6度くらいあった決定機をYouはことごとくセーブ。ビッグセーブの波に乗っていた。
そして、《The WEST中 GOAL》のリードを守り切り、首位撃破を成し遂げた。
質問! 君たちは本当にあの凸凹フレンズですか?
タイトルが合わないと筆者が困るんですけど。試合が凸凹しなくなってて素晴らしい。
今日の勝利は大きい!