凸凹デコボコフレンズ WEST中サッカー部

フツーの中学の凸凹な面々の部活サッカーを追ってます。

レビュー SS中戦 

結果的に0-1という同じスコアでシーズンダブルをくらった。

試合内容は前回よりもよかった。それだけに、悔しい負け。 

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無観客の一戦。メチャクチャいけっと叫びたい試合になった。

立ち上がり、風上に立ったからだろうか。WEST中が試合をコントロールする。

いや、前回は守備に追われたRutchとLeoが、互角に渡り合うようになったからだ。

きちんとしたボールが左サイドのReoに供給されるシーンが多い。このボールを思いっきり仕掛けるのがエースの役割。もっともっとやってよかった。

 

11分。RaiからのしかけからReoへ。それをダイレで右のYoshiへ。これは相手はついていけず、決定機。シュートを選択してもよかったが、さらにShootへパス。これは届かず。

16分。左で抜け出してReo仕掛ける。フェイントでかわすもシュートで終われず。そのクリアからサイドで起点を作られ、CKを取られる。

1度競ったボールがふわんと上がった。高さのあるSS中が飛び込み、今度はふわんとゴールへ吸い込まれた。風船バレーのようなゴール。つまらないが、これもサッカー。

20分。RaiからReoへ。今度は鋭く斜めのパスをペナ真ん中へ。斜めに走り込んだYoshiが1対1。しかし、でっかいGKにストップされる。

飲水タイムを挟んで、少しずつ、相手がセカンドを拾い始める。遠目から鋭いミドルを打たれる。緩めてはいけない時間帯。

29分。深い位置でのスローイン。ポケットに走り込んだRaiが惜しくも体を入れられる。取り返そうとしてファール。イエローが出た。

36分。ペナ付近で収めたShootがReoへ平行パス。持ち替えず左で打ったシュートはそれていった。

39分。右のYoshiが裏へ走るRaiへ見事なスルーパス。しかしシュートを打つ前に、オフサイドの笛!

ここまで、ReoとRaiが二人合わせて10回目ぐらいのオフサイド。どうも、SS中のDFは下がらないように決めているのか。フツーの感覚のままやったWEST中は、オフサイドの沼にはまった。美しいスルーパスは、ゆめまぼろしになってばかりだった。

前半終了間際、DFラインの横パスをとられてGKと1対1。これはYouが前に出て防ぐ。弾いたボールは相手に渡って、フリーだったが、外してくれた。これがものを言う後半になると期待したのだが・・・。

 

風下に回った後半4分。風のせいかWatchのフィードがもたついたところを引っかけられる。慌てて飛び出したYouがキック。相手にあたり、ボワーっと浮かぶ。ペナ前で大きく弾み、相手が走り込む。すぐに駆け戻ったYouが、相手の胸の前でダイビングアンパンチ!決死のプレーで1点を阻止。この後のCKのこぼれ球をとらえてシュートは、上にそれた。ふー。

6分。真ん中につけたところで、Leoが駆け上がりパスをもらう。得意の形だったが、タッチが少し大きくなり、相手GKの手に。

7分。真ん中で受けたShootが、シンプルにパス、ではなくキラッと光るプレー。巧みなフェイクで二人を外し、右足でシュート。これは、左上に逸れる~。

(だけど、また見たいプレー。どんどんやって行こう。)

10分。Reoがスピードに乗って右を突破。右足でシュート~の寸前で、追いすがった相手がボールへ足を伸ばし、Reoのシュートは火を噴かず。

25分右ハーフウェーからのFKを得る。弾かれたボールを拾って右にターボで持ち出したYoshiがシュート。逆サイドをしっかり抜いたが、ポストに弾かれる。跳ね返りも押し込めず。

28分。DFが処理をあやまったボールで相手に決定機。これもYouが飛び出して防ぎ、ダメ押しを許さず。

29分。こちらはRutchがペナ左に侵入してフワッとシュート。GKを外せたが、ゴールネットを外から揺らした。惜しい。

 

ラスト5分。お互い走れなくなった最終盤。再三、エースのReoが起点となるも、その先のシュートシーンまでは持ち込めず。ここで、相手を上回る気迫が欲しい。どんな形でもいいから1点をとるんだ、というオーラがチームから出ていなかった。

そして、ホイッスル。1点が遠かった。1点が重かった。あの大きなGKの壁を破れなかったのは悔しい。さすがは、最少失点のチーム。特筆すべきは、SS中の選手は、全員がしっかり「競れる」こと。ここは大いに見習いたい。

 

ただし、WEST中の成長を実感できる試合でもあった。

ダブルボランチの強度が上がり、前回よりもプレッシャーをかいくぐり、自在にパスを回すシーンをしっかりと作れた。必然的なチャンスを多く作ったのはWEST中だった。ただし、偶然の要素が大きいのが、私たちの大好きなサッカー。難しいけども、「美しい攻撃」の前に、「何が何でも押し込むゴール」を目指そう。