試験明け
グランドに凸凹フレンズが戻ってきた。
試験明けで、みんなうずうずしていたのだろう。活気があった。明日もナイスゲームが期待できそうだ。
だが、1番活気があったのはTaraちゃん。昔の私がコーチしたTaraちゃん。FCウェストの鉄砲玉ストライカーだった。すばしっこく潜り込む。頭から突っ込む。小さくて細かったが、ザ・ストライカーで頼りになった。
どうでもいい話だが、Kinが小さい頃、たれ目でおだやか顔をしててTatsuに似てるなと思った。そして、何を言うか何をしでかすかわからないところはTaraちゃんみてぇだなと思ったりした。それくらい、Taraちゃんはハチャメチャ小僧だった。
そのTaraちゃんが、後輩にがんがんコーチングしてくれてた。
感覚的だが、けっこうナイスコーチングだ。「~だけ、~だけ!」という指示が多かった。限定的に言うから、タスクがはっきりしてて、頑張りが効いていた。チームが乗っていった。Kinは「上げるだけ」と言われたクロスがピンポイントでRaiのヘディングシュートにつながり、「100点満点」と褒められていた。
サッカーな毎日が戻ってきた。第2章の始まりだ。
凸凹フレンズWEST中サッカー部再開です。
(でも、勉強はせなんよ。部活対抗小テストで2連続ダントツ最下位なんすけど)